4. くりいむレモンPART3「SF・超次元伝説ラル」について

 

Q4-1:「SF・超次元伝説ラル」で実際に担当した役割を教えてください。

A4-1:
○キャラ作監・原画
○ストーリー原案、絵コンテ


Q4-2:富本さんと計奈恵氏、弧の間和歩氏のお二人はどこでお知り合いになったのですか。それと関連しますが、お二人が参加した経緯を教えてください。

A4-2:当時私が知人から依頼されて描いた同人誌(注:1983年発行の某誌)のマンガを計奈恵氏がご覧になり、お会いする事になったのがきっかけです。

その時はくりいむ3作目の制作を始める頃であり、ネームバリューの不足を感じていた私は計奈氏にキャラクターデザインでの参加をお願いしたところ、(ほぼ無給で)快く応じて頂きました。

一般にこうした事はプロデューサーの権限なのですが、その頃は亜美・リエの売り上げが予想外に良かったためか、私がN[イニシャル表記]氏に「こうしたい」と告げるとそのままOKになる空気となっていました。


Q4-3:ストーリーのモチーフがあれば教えてください。

A4-3:N[イニシャル表記]氏から「3作目を作るが何か企画はあるか」と聞かれ、「学園モノ?でなくファンタジー物をやってみては」と提案しました。
ほぼ同じ時期に「幻夢戦記レダ」という作品が制作中で、私自身がそのような内容の物を作りたかった事と、当時はいわゆる「剣と魔法&半裸のビキニ少女」モチーフが流行っていたためです。


Q4-4:人間以外の存在(触手)だから無修正というビデ倫の見解は当時のマニアにとって僥倖でしたが、制作陣は無修正で通ると思っていたのでしょうか。

A4-4:現場で実作業をする者にとってビデ倫の審査は関心の外の事で、それに一喜一憂する事はありませんでしたが、後に3が無修正で発売されたと聞き「ずいぶん間が抜けた話だなぁ」とは思いました。