2. くりいむレモンPART1「媚・妹・Baby」について

 

Q2-1:「媚・妹・Baby」で実際に担当した役割を教えてください。

A2-1:
○キャラクターデザイン(一からではなく、亜美のみ元々あったA[イニシャル表記]氏のデザインを自分流にレタッチ。ヒロシその他はオリジナル)
○キャラ作監・原画
○追加された前半(Aパート)のストーリー原案、絵コンテ(当時の先輩だったY[イニシャル表記]氏との共同作業。BパートのHシーンは、元々あった別の方の作成された絵コンテをそのまま使用)


Q2-2:「媚・妹・Baby」でヒロインの亜美は当初11歳、小学5年生だったという説がまことしやかに流れていますが、本当ですか。

A2-2:そのような設定があったとは思えません。当初より亜美は女子高生の設定だったかと思います。
(注:当初出回ったビデ倫修正前の流出バージョンにおけるナレーションは以下の通り)
 
「わたし、亜美。11歳。15歳になる素敵なお兄ちゃんがいます。でも血は繋がって無いの。
亜美のママは、亜美を産むと直ぐ死んじゃって、顔も覚えていないけど、今のママもお兄ちゃんも最高!
お兄ちゃんの事、クラスの皆が『紹介して』って煩いくらい。今夜、パパとママは仲良くお出掛け。亜美は、お家でお兄ちゃんと二人っきり」


Q2-3:くりいむレモンの初期タイプである「媚・妹・Baby」と「エスカレーション 今夜はハードコア」のカップリング作品(以下、PART0と呼称)は実際にリリースされたのですか。

A2-3:リリースに関しては私は存じ上げません。当初発売の際にビデ倫から「Hシーンのみでは駄目、ストーリー性のある前半を付け足すように」とのクレームがあり、急きょ前半を追加制作して販売にこぎつけた経緯があります。
ですので仮にリリースされたとしてもビデ倫審査済みの正規品ではないと思います。


Q2-4:PART0の映像を観る限り、妹の亜美と兄のヒロシには義理の設定が見受けられません。制作現場には実兄妹、義兄妹、どちらの認識があったのでしょうか。

A2-4:元々あったBパート絵コンテには実か義かの台詞は無かったと思いますが、Aパート作成の際にN[イニシャル表記]氏より「義兄妹の設定にするように」との指定がありました。

認識についてですが、作画作業時は目の前の仕事に追われるので精一杯で、通常そういった内容面の事には思い至らないのが普通です。


Q2-5:有名な「亜美とんじゃう」というセリフはだれの発案でしょうか。また、それはなにを参考にしたのでしょうか。

A2-5:元々のBパート絵コンテにあった台詞です。その絵コンテを作成した方がどなたかは存じませんが、「発案」はその方、と言うことになるでしょう。


Q2-6:設定上、兄は避妊をしていたのでしょうか。

A2-6:Bパート絵コンテは全くの他者の創作物ですので、そのような設定?があったかどうかは私には伺い知れません。
但し(現在はいざ知らず)、当時のアダルト物では「避妊」という現実的な描写を入れないのは普通の事で、その点を特段気にする方はいなかったと思います。


Q2-7:「媚・妹・Baby」でお風呂場のオナニーが絶頂に達したとき、亜美は秘部から体液を噴き出し果てます。作画段階の既知事項として、これはオシッコだったのでしょうか。潮吹きだったのでしょうか。 

A2-7:亜美Bパートで私が行った作業というのは、A[イニシャル表記]氏の原画の上に修正用紙を乗せ、顔や体つきを(基本的にはデザインに忠実に)自分流にレタッチしたのみです。元の原画の演技内容には一切変更を加えていません。
従ってあの液体が何を表現してるのか、私にも未だに不明です。元の原画にあのように描かれていた、とお答えする他ありません。


Q2-8:「媚・妹・Baby」では局部修正が透過光でした。以後の作品ではモザイクを用いているにもかかわらず、本作だけ透過光なのはなぜでしょうか。

A2-8:N[イニシャル表記]氏の指示によるものです。修正が入る事は当然分かっておりましたが、私も含めスタッフ一同「何故透過光?」と首をひねっておりました。その後はみんなで「ライトサーベル」と呼び合ってましたが(笑)。


Q2-9:「野々村亜美」というネーミングはとくに名字部分が不評(笑)ですが、名字/名前に何らかのモデルはいたのでしょうか。

A2-9:私の発案ではなく、何故かいつの間にか名字が「野々村」になっており、目が点になりました。由来はN[イニシャル表記]氏の名字からなのは一目瞭然・・・とお答えするだけにとどめておきます(苦笑)。