diary(日記)


2010年6月27日(日) 「亜美 Re-Birth 再誕」 カラー原稿公開
 
私ローライがらも兄さんと組んで、フルカラー同人誌を作ろうと考えた理由、それはらも兄さんのカラーCGが実に美しく艶やか(以下参照)であったからです。これまで表紙カラーの同人誌(本文はモノクロ)を作ったことは何十回もありましたが、フルカラー同人誌を作ったことはありませんでした。
 その理由は他のサークルと同じで、まずコストがかかりすぎること(フルカラー本の印刷費はモノクロ本の約2.5倍)、それと関連しますが、印刷費が桁違いに高ければ本の単価もある程度高く設定せざるをえず、それで頒布が可能かどうか、かなり疑問を感じたことが挙げられます。
 しかし積年の念願であった「亜美シリーズの完結」という目標が達成できそうな今、躊躇する理由はありませんでした。また、CG集のダウンロード販売を主体に活動してきたらも兄さんのカラー作画技能を生かさない理由もありません。「フルカラー本を作ろう!」そのような決断を下しました。
 それからは毎月、らも兄さんと打ち合わせを重ね、キャラデザイン、色指定、ネーム協議、役割分担等、様々な山を越えてきました。本年1月から話し合いを積み重ねた努力の結晶が少しずつかたちになっていくところを確認できるのは本当に嬉しいものです。8割は完成していると言ってよいでしょう。あと少しです。ここが正念場かもしれません。


2010年6月20日(日) 「亜美 Re-Birth 再誕」 制作背景
 現在、「亜美 Re-Birth 再誕」は制作の佳境に入っています。ゆえに、今日はその設定についてお話しします。
 亜美シリーズを再構築するにあたり、重視したのは何をテーマにすえるかという点でした。わたしはそれを“禁断の兄妹愛”と考えました。愛し合うが、しかし決して結ばれない、ここに悲恋としての重みがあるのではないでしょうか。
 その点からすると、ビデ倫の横やりでダメになった実の兄妹という設定は本来もっとも尊重しなければならないファクターではないかと受け止められます。すなわち、義理の兄妹であれば、そこに障壁はなく、極端な話、再婚同士の親の都合など無視して突っ走っても問題ないわけです。
 ですが、これが実の兄妹となれば話は違います。どんなに愛し合っていたとしても、ふたりが結ばれることはありません。まして肉体関係となれば、それは禁忌にほかならず、決して表には出せない秘密の間柄になります。
 とりわけ、処女を兄に捧げてしまう亜美の立場は非常に重いものとなるでしょう。ここにドラマが生まれる可能性があるのです。たとえば、亜美の処女性に興味を抱いたプレイボーイ(だれのことか明白ですね)は亜美の言動から初体験の相手が兄であると悟ります。そしてそれをネタにゆすりをかけ、逆らえない亜美を毒牙にかけるのです。
 それから、公式の続編がダメになった理由として、わたしは兄ヒロシを優柔不断なやさ男に設定したことも挙げられると思っています。ヒロシをどっちつかずのヘタレにすれば、無限に続編を作れるので美味しいと創映新社は考えたのでしょうが、そうするとヒロインの亜美はそういういい加減な男と関係を結んでしまった頭のゆるい女ということになってしまい、これでは作品の根幹が揺るぎます。
 兄のヒロシは文武両道に秀でた好漢でなければならない。しかし、そんなヒロシでさえ、たまたま見た妹の艶姿に理性を狂わせてしまう、そういう展開こそ本来の流れであると感じます。そして兄は決して亜美を見捨てたりしません。必ず最後には男気を示します。そうでなければ、そもそもこの企画は意味をなさないと考えています。本日はここまで、続報にご期待ください。

「亜美 Re-Birth 再誕」 1シーン


2010年6月16日(水) ブログ閉鎖
 事前に何の連絡もなく、突然gooブログが取り消されてしまった。原因は不明だが、おそらく「亜美 Re-Birth 再誕」のキャラデザイン(以下参照)がNGだったのだろう。しかし前もって何の説明もなくいきなり全ブログを消すとはひどい扱いですな。
 すっかり嫌気が差したので、gooのサービスを利用するのはやめて、メールアドレスもサクラネットに切り替えました。
 ウェブ上のサービスを使うと便利な反面、サービス提供側の勝手な理屈で全データが一括削除される怖れもあることから、今後はウェブページにて必要な情報や日々の雑感をアップしていきます。


2010年6月13日(日) 「亜美 Re-Birth 再誕」 キャラデザイン
 「亜美 Re-Birth 再誕」シリーズを制作するにあたり、らも兄さんと入念な打ち合わせを重ねました。題材が「亜美」シリーズという18禁アニメ史上の金字塔的作品であること、およびその重圧、初顔合わせの同人クリエーター同士でうまく意思の疎通が図れるかどうか等、考慮しなければならない点は多岐に渡りましたが、不思議なことに本年1月からの打ち合わせは予想をはるかに超えてスムーズに運びました。
 これは「亜美シリーズを完結させよ」という神のお告げに違いないなどと軽口をたたいてしまいましたが、本当にそう思わずにはいられないほど話し合いは滞りなく進み、現在は締め切りを前にした最後の追い込みに入っています。全ページフルカラーであるがゆえに、印刷所の締め切りは通常のモノクロ原稿より約10日も早く、その点でらも兄さんにはずいぶん負担をかけてしまうと申し訳なく思っています。可能なかぎりのサポートをするつもりです。
 今回、アップした画像は協議を重ねて作っていった亜美のキャラクターデザインです。ファンの間で定着している亜美のイメージを重視して、らも兄さんはできるかぎりオリジナルのキャライメージに近づけてくれました。ありがたいことです。このかわいい亜美ちゃんがお兄ちゃんと○○○なことや、×××なことをしてしまうのです。これが期待せずにいられましょうか。コミケに足を運ぶ大きなお兄ちゃん方にとって、必ず満足のゆく出来映えになると確信しています。8/15のコミケ会場で、ぜひ亜美に逢ってください。

「亜美 Re-Birth 再誕」 キャラデザイン


2010年6月7日(月) コミケ当選
表題の通りですが、夏のコミケに当選しました。

コミックマーケット78
日時:8月15日(日曜日)10:00〜16:00
場所:東京ビッグサイト
配置スペース:東5ホール "ネ" ブロック 28b
参加サークル名:オーバーコッヘン

 トップページに告知しましたが、夏コミの新刊として、「亜美 Re-Birth 再誕 第一章 罪な夜」を発行する予定です。
 本作は今年1月から制作準備を進めていたもので、TEXTを私ローライが担当し、CGをサークル「焼きレモン」のらも兄さんが担当します。これまで何度かオーバーコッヘンが試みてきた合同誌となりますが、今回に関しては作画を全面的にらも兄さんにお願いしました。それは、わたしが亜美シリーズの作画をすると、どうしても黒猫館のイメージで作ってしまい、亜美の可憐さ、お兄ちゃんの優しさがうまく表現できるか心配だったからです。
 この企画について少しだけ説明すると、わたしの中でくりいむレモンの亜美シリーズはなんとか補完したいと願う未完作品のトップランクに上がっていました。ここで「未完」と書きましたが、多くのファンにとって、亜美シリーズは未だ完結をみていない作品であろうと感じています。唾棄すべき三流トレンディドラマもどきの「それから」シリーズ、論外な「ラコントゥレ」、それ以外にも亜美が突如淫乱となる許しがたい「亜美III」など、このシリーズは目を覆うような迷走を続けてきました。
 これほどファンの心を踏みにじり続けたシリーズはほかに事例がないとまで考えています。そして、「ラコントゥレ」以降、公式な続編は作られず、事実上、このシリーズは未完のまま放置されてしまいました。
公式にまともな続編が作られないのなら、わたしが作ってやる!そう意気込んだのはもう10年も前のことです。しかし、当時、黒猫館で本を作り続けたわたしには亜美シリーズをイメージ通りきっちり作画する自信がなく、この企画も手をつけられないまま、長い年月が過ぎてしまいました。
 「適任者もいないし、もう自分でやるしかないのかな」そう思い始めた矢先、わたしはついにこの企画を一緒に進められる最良の仲間を得ました。それがサークル「焼きレモン」のらも兄さんでした。
 らも兄さんとの出会いは幸運ないくつかの偶然が重なって実現したものです。そして、この企画を持ちかけたところ、らも兄さんは快く作画を引き受けてくれました。それからは毎月、打ち合わせを重ねて、亜美シリーズを完全なかたちで補完・再構築するプロットを固めていきました。
 まだ全ては話せませんが、「亜美 Re-Birth 再誕」はシリーズ化し、従来の駄作というほかない公式続編を塗り替える存在とするつもりです。ストーリーは「媚・妹・Baby」から始まり、途中「亜美AGAIN」を経て、独自の展開をみせます。「亜美III」およびそれ以降はないものとして扱います。また、恥ずかしがりやの亜美がなぜか太腿も露わに人前で歌う歌手デビューもいっさいありません。亜美は全国の大きなお兄ちゃんだけのものなのです。
 今回、らも兄さんのCGの美しさを生かすため、全ページフルカラーで本を作ります。コスト、採算は度外視しています。多くのファン(わたしを含む)の永遠の見果てぬ夢、それを同人レベルとはいえ、実現させる。その気概をもって進みます。8/15にコミケ会場でお会いいたしましょう。


2010年6月5日(土) 電動工具
 最近、日曜大工に凝っています。わたしはホームセンターをうろうろするのが好きで、さまざまな木材、金具などを見ては、それらを組み合わせた完成後のイメージを想像していました。そんなある日、自宅に棚を設置したくなり、これは道具をそろえねばなるまいという結論に達しました。
 いろいろ考えた結果、わたしの工作は日曜大工レベルなので、高い新品の電動工具は必要ない。電動工具自体もエントリーレベルで十分と判断しました。
 そこで、さっそくネットオークションにアクセスし、価格動向をウォッチすること2週間。だいたいの相場が分かったので、入札を開始しました。
 写真のインパクトドリル/ドライバーは1,000円、丸ノコは1,500円で落札したものです(送料別)。ディスクグラインダーは最寄のホームセンターで新品が安売りされていた(1,780円)ので、これを購入しました。
 わたしの環境ではこの3種類の電動工具があれば、ほとんどの作業が問題なく進められます。うれしくなって、棚を作ったり、台を作ったりしています。しかし、木材の加工という比較的簡単な作業でも、いざキレイに仕上げようとするとなかなかうまくいかないものですな。そんな程度で苦戦しているのだから、目標とする金属加工など、まだまだ遠いといわざるをえません。難しいものです。


2010年6月3日(木) セキュリティソフト
 PCにインストールして使っているセキュリティソフト、Norton Internet Securityの更新期限が切れました。またオンライン購入するのも面倒だなと一考した結果、Microsoftが無料でセキュリティソフトMicrosoft Security Essentialsをバラまいていることを思い出しました。これがいいや、只だし、と即決し、Nortonをアンインストール後、さっそくMicrosoft Security Essentialsをインストール。
 使ってみた結果、有料のNorton Internet Securityと遜色ない作りに大満足。さっそくこちらに乗り換えてしまいました。しかし、セキュリティソフトの会社もたいへんですな。Windowsの本家Microsoftにこんなソフトを只でバラまかれては、生計が成り立たないのでは。しかし、ユーザ側とすれば、大歓迎なのも事実だし、難しいところです。

 それと、ひとつ大きな変化を発見。
 わたしのPC環境では数時間ごとにネットアクセスが途切れる不具合が数年前から続いており、ADSL環境の問題なのか、それ以外(ブロードバンドルータ、ハブ、NIC、ネットワークケーブル等)の問題なのか、切り分けができず、とても難儀していました。
 ネットアクセスが途切れるとPCを再起動しなければならず(再起動すると直る)、そのたびに作業を中断せざるをえない非効率的な環境には辟易していたところでしたから、それがNorton Internet Securityをアンインストールしたとたん、直るとは望外のことです。
 あっ、もちろんこれはわたしの環境固有の問題ですので、Norton Internet SecurityがWindowsに悪影響を及ぼすという意味ではありません。ご了解ください。
 PC環境も改善され、以後は何時間ネットにアクセスしても途切れることはなくなりました。嬉しいかぎりです。